オートレーサーは基本的に自分の意志で引退します。ここでは、オートレースに強制引退や引退勧告があるのかどうか解説します。
オートレースに強制引退はある
オートレースには強制引退があります。具体的にどんなケースで強制引退となるのか、詳しく解説します。
不祥事(賭博・八百長・情報漏洩など)に関わると強制引退
他の競技やスポーツと同じようにオートレースでも、賭博、八百長、情報漏洩といった重大な不祥事に関わったり、警察に逮捕されたりした場合には、あっせん保留を受けたり、解雇になったりします。そのままあっせん保留が解かれずに競技に復帰できないケースもあり、実質的に強制引退と言っても良いでしょう。
新陳代謝制度により成績の悪い選手は引退勧告を受ける
オートレースの世界には「新陳代謝制度」が存在します。毎年新しい選手がデビューしますが、全員をそのまま受け入れるとレーサー数が増えすぎてしまうため、一部の成績が悪いレーサーを引退させるというシステムです。
毎年どのくらいの選手がデビューするかによって、引退勧告の対象となる選手は増減します。
2009年3月の新陳代謝においては、30期生が20人デビューするのに合わせて、過去2年間(2007年1月から2008年12月)の競走得点が低い選手20人が登録消除の対象となった。
引用:weblio
逆に選手の募集がなかった年は、誰も引退勧告を受けていませんし、全日本オートーレース選手会の令和4年度事業計画書を見ると「新陳代謝制度並びに定年制及び勧奨制度の検討」とありますので、今後この新陳代謝制度が変わっていく可能性も十分あります。
他の選手に敬遠されたことで引退させられたと噂されるケースもある
レアなケースとして、他の選手に敬遠されたことで強制引退となったと噂される選手もあります。
ファンも多く実力もある有名選手ですが、勝利に貪欲な攻めるレーススタイルから、危険な行為が多かった選手でもありました。
あくまで噂レベルの情報なので真相はわかりませんが、このようなレアな引退のケースもあります。
完全に実力主義の世界なので定年による引退はない
オートレースには一般社会のような「定年」はありません。そのため老齢を迎えてもなお、現役を続けている長寿選手も存在します。
最高齢で言えばオートレース界のレジェンド的存在の鈴木章夫選手です。
オートレース界の構図は非常にシンプルで、完全実力主義です。鈴木章夫選手のように実力があればが、自らの意思で引退しない限り、現役を続けることができます。
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